江東区立第一大島小学校

10月３・４日に日光移動教室が実施されました。感染症拡大防止のために、1泊2日と従来より短い日程で行われ、バス車内でのレクリエーションや食事、入浴のしかた、部屋での過ごし方など、新しい生活様式に合わせた内容でしたが、子どもたちが2年ぶりに友達と乗った観光バスで「こんなにせまかった？」と自分たちの成長を思わぬ形で実感している姿を見て、本当に実施できてよかったと思えました。
　今年度のスローガンは『日光で新発見！心も体もプラスワン！一生に一度の最高の思い出！６つの「き」を大切に！～元気・やる気・無邪気・換気・ラッキー・チームワーキ～』でした。夏休み明けから臨時休校や午前授業となり、準備期間が十分取れない中で、子どもたちがこの学びの機会に感謝し、充実させようと取り組む様子は頼もしいものでした。
　1日目は戦場ヶ原のハイキングをしました。東京とはちがう自然の空気や雄大さを全身で味わい、班ごとに観察やクイズを楽しみながら歩きました。すれちがう人とあいさつをする楽しさを感じられた子も多かったようです。華厳の滝の見学は、その迫力に圧倒されました。夜は、宿舎できもだめしをしました。各クラスのレク係がアイデアを出し合い、思い出に残る時間を過ごすことができました。
　２日目は世界遺産の日光東照宮を見学しました。歴史的な建造物に興味をもったり、熱心にガイドさんの説明に耳を傾けたりして、現地での学びを深めることができました。おみやげやさんでは両腕いっぱいに抱えている子、おこづかいぴったりを目指して計算する子、どの子も家族や友達を思い浮かべながら楽しそうにおみやげを選んでいました。
　時間に追われながらも全ての行程を無事に終えられただけでなく、天気にも恵まれ、怪我や体調不良等がなく、参加者全員が元気に2日間過ごせたことは、これまでがまんしたり心掛けたりしていたことへのご褒美のようでした。
　これからも「ラッキーを味方に」できるよう、一つ一つのことにしっかりと向き合い、学んでいってほしいと思います。